

上のような会話、よく耳にしませんでしょうか??
一食をサラダに置き換えることで、摂取カロリーを減らそうという作戦ですね!
しかしこの作戦、残念ながら長い目で見れば全くおすすめできません…
サラダで太るわけないじゃん!ってお考えの方、その考えは間違っていないようで間違っているのです。
ダイエット=サラダの考えは捨てよう
サラダをメインにすれば摂取カロリーは減らせる
使われている野菜にもよりますが、一般的にサラダはかなりの低カロリーです。
野菜のみであれば、20kcal〜70kcalといったところで、ここにドレッシングが加わることで、大体50kcal〜100kca前後になることが多いです。l
ということで、1食をサラダだけ、もしくはサラダを中心にした食事にすることで、普通の食事をとることに比べれば摂取カロリーが大幅に減少することは間違いありません。
今まで必要以上にカロリーを摂取していた人などは、これだけでかなりダイエット効果があるはずです。
サラダメインの弊害
「なーんだ、やっぱりカロリー減らせて痩せられるならダイエットにいいんじゃん!」
と皆さん思われるかもしれません。
しかし、実は弊害というか、落とし穴があります。
弊害1 他の2食が過食気味になる
まず、その食事以外の2食が過食気味になりやすいです。
これは、単純に食欲を満たせないことと、サラダでカロリーを制限したことから来る油断や慢心から起こります。
特に、サラダ「のみ」にしている人は要注意。
その食事で食べられなかった分、他の2食で食べすぎてしまって、結果1日の総摂取カロリーは前より多くなってしまった、なんてことも・・・
こうなってしまっては本末転倒です。
弊害2 タンパク質が不足しがちで、リバウンドしやすい身体に
弊害の二つ目は、ダイエットにおいて非常に重要なタンパク質が不足しがちになることです。
ダイエット中はタンパク質を体重×1〜2倍(最も望ましいのは3倍くらい)は摂るべきとされています。
しかし、サラダに使われる野菜にはほとんどタンパク質が含まれていません。
そうすると、他の2食でタンパク質を積極的に摂らないといけないのですが、日本に多い定食などの糖質中心な食事だとタンパク質を十分に摂れないことが多いです。
結果、タンパク質が不足することで、脂肪よりも筋肉が落ちていき、痩せられた(体重が減少した)としても、非常にリバウンドしやすい身体になってしまいます。
なので、一時的に体重が減ったとしても、長い目で見ればいいダイエット方法であるとは言えないですね。
サラダを取り入れること自体は非常にいいこと
とはいえ、食事にサラダを取り入れること自体は、実は非常にいいことなんですよね。
上述したカロリーの減少もそうなんですが、何よりも身体に良い。
身体の調子を整えたり、病気を防いだり、血液を綺麗にしたりと、野菜を食べることは私たちの身体を健康に保つことに非常に役立ちます。
ダイエットに限らず、積極的に野菜を摂ることは非常に良いことなのです。
サラダをメインにする場合に気をつけたいこと
サラダをメインにするときには以下のことに気をつけましょう。
サラダ「だけ」にしない
まずは、食事をサラダ「だけ」にしないこと。
過度な食事制限は必ず無理がきます。
白米をサラダに変える、などの置き換え程度にとどめましょう。
タンパク質を加えたサラダにする
また、不足しがちなタンパク質を加える工夫をしましょう。
工夫としては、以下のようなことが考えられます。
サラダの工夫例
- 大豆や豆腐などを加える
- サラダチキンを混ぜる
- 温泉卵を乗せてシーザーサラダ風にする
例にあげた食材は今はコンビニでも全て揃いますので、サラダを買うときにはプラスワンでトッピングを加えてあげましょう。
ダイエット=サラダの考えは捨てよう まとめ
今回の記事をまとめると、以下のとおりとなります。
- サラダは確かに低カロリーで身体にも良い
- しかし、サラダだけなどの偏った食事にすると、他の2食で食べ過ぎてしまったり、タンパク質が不足してリバウンドしやすくなったりしてしまう。
- サラダをメインにするときには、サラダのみにすることはせず、タンパク質を多く含む食材をトッピングして食べよう
今回はサラダだけダイエットをしている人を特に意識しながらお話ししましたが、やはりサラダに限らず、〜だけで痩せる、っていうのはやめた方がいいです。
僕は長年ダイエットを行ってきましたが、結論的にはやはり運動もした方が痩せやすいですし、食事制限もバランスよく行った方が痩せやすくて健康にも良いです。
何より、サラダだけしか食べられない食事なんてちょっと悲しいですよね・・・
食事ってやっぱり生きている上で大きな楽しみの一つだと思うので、あまり無理をせず、日々の食事を楽しみながら少しずつゆっくりとダイエットしていきましょう。