ダイエットは常に食欲との戦いです。
炭水化物から脂っこいもの、甘いものまで、ダイエッターにとって決して望ましいとは言えないものが、常に誘惑してきます。
「一口だけ・・・」と思っていたはずなのに、気付いたら全部食べてしまっていた!なんて経験は誰しもあるはず。
今回は、食欲に押しつぶされそうになったときに、それに打ち勝つための対策をお伝えします。
食欲に打ち勝とう!食欲抑制の秘訣
本当に必要な一口か考える
ダイエットの早い段階で、食欲への渇望がまだそこまでではない状態の場合は、食べる前に自問自答することで食欲を抑制していきます。
欲しているその一口は、本当に必要な一口なのか、を自分に問いかけましょう。
3大欲求(食欲・性欲・睡眠欲)はどれもそうですが、基本的には一瞬の快楽です。
今まで行ってきたダイエットの苦しさを思い出し、「その一口で今までの苦しみが無駄になってしまうかもしれないが、そこまでして食べたいのか?」と食べる前に確認することで、不必要に食べ過ぎてしまうことを防ぎます。
その時念頭に置いておくと良いのは、脂肪1キロは7,200kcalであるということ。
例えば200kcalのプリンを1個食べることで、脂肪は1/36 kgつきます(厳密にはそんなすぐに脂肪はつきませんが、気持ち的に、です)
その一口によって、どれだけ自身の目標から遠ざかってしまうのかを意識しておきましょう。
ポイント
脂肪1kg=7,200kcal
対処法(物理的対策)
さて、ダイエットが長くなれば長くなるほど、食欲は高まってきます。
ここからはメンタル的のみではなく、物理的にも対策を行っていきます。
好きなこと、熱中できることに没頭する
一つ目の対策は、好きなこと、熱中できることに没頭することです。
これは、漫画やゲームでも、ギャンブルでも、それこそS E Xでも、本当になんでもいいです。
楽しくて、時間を忘れるほど没頭できる趣味や仕事があれば、その時は食欲のことも必ず忘れています。
言い換えれば、食べることのできる暇を作らない、とも言えます。
食べる時間を用意しなければ、食べることはできません。
運動する
これも非常におすすめ。運動です。
特に激しい運動や、時間をかけた運動がおすすめです。
苦しい運動をすることで、「こんな苦しい思いを無駄にしてはならないから、安易に食べちゃ駄目だ」と自分に思わせることができます。
運動を終えた後、200kcalのプリン分を消費するにはその運動がどれだけ必要か、と考えたとき、食欲は自然となくなっているでしょう。
ガムや飴でしのぐ
どうしても口寂しい時は、ガムや飴を食べてしのぎましょう。
ガムや飴は口の中に長くとどまるため、食べていることで満腹中枢が少しずつ刺激されていきます。
飴は大量に食べるとそこそこのカロリーや糖質量になってしまいますが、ガムであればそんなに量も食べれないし、ほぼ太ることはありません(お腹がゆるくなったり別の健康上の問題はあるそうですが(汗))。
どうしても食べたい時は食べてしまおう
さらに我慢を続けていると、食欲が最高級に高まり、食べ物のことばかり考えてしまって生活に支障が出てくる場合もあります。
もうここまできてしまったら、観念して食べてしまいましょう。
我慢し続ける方が健康を害したり、後々のダイエットに悪影響が出てしまうので・・・
食べたいものに置き換えできるものがないか考える
食べる、と決めた後も、ダイエットへの影響がより少なくて済むように、食べたいものと置き換えできるものがないか、をまず考えます。
例えば、コーラが飲みたいのであれば、コーラゼロにする。
ドーナツが食べたいのであれば、従来の揚げたものではなく焼いたものにする、などですね。
美味しいのに低カロリーや低糖質をウリにした商品も現在は多いので、積極的に活用していきましょう。
ただし、その置き換えによって、自身の欲求が満たせなくなる場合には素直に食べたいものを食べましょう。
中途半端に欲求を満たすのが一番危険で、余計に食欲が増進してしまいます。


チートデイにする
食べると決めたときは、その日1日何をどれだけ食べても良い、というチートデイにしてしまうのもおすすめです。
今までのご褒美、ということでもうその日はダイエットを忘れて食べまくってしまいましょう。
チートデイを挟むなど、メリハリがあった方がむしろダイエットには効果的ですので、罪悪感を感じる必要も一切ありません。
これは痩せるために必要なトレーニングなんだ♪という気持ちで食べて食べて食べまくりましょう。
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食欲に打ち勝とう!食欲抑制の秘訣 まとめ
今回の記事についてまとめると以下のとおりとなります。
- (初期段階)本当に必要な一口かを考える
- (中期〜 物理的対策)好きなことに没頭したり、運動を行うことで食欲を忘れる。飴やガムも有効。
- (末期)我慢しすぎる方が身体に悪いので、妥協して食べてしまうのも必要。チートデイの活用も念頭に入れておく。
ダイエット中に不意に訪れる食べ物の誘惑は、ダイエッターにとって最も恐ろしいものです。
でも食欲があるというのは、健康な証拠。
健康であることの幸せを実感しながら、上手に食欲と付き合っていきましょう!