ダイエット中に気軽に食べられる食材と言えば・・・!
そう、鶏胸肉やササミですよね。
驚異の低カロリー、そして高たんぱくで、低糖質&低脂質(鶏胸肉の皮部分は除く)。
正直これらを食べて太ろうと思っても、まあまず無理だと思います。
その前に100%間違いなくお腹いっぱいになります。
どんなダイエット方法においても最強食材であることは疑いない事実なのですが、実は思わぬ弱点もあります。
今回はそれを紹介したいと思います。
鶏胸肉とササミの思わぬ弱点とは
鶏胸肉とササミの栄養成分
まずは、鶏胸肉とササミについておさらい。
2つの栄養成分は下記の表のとおりになります。
(100gあたり) | カロリー | 糖質 | たんぱく質 | 脂質 |
鶏胸肉(皮なし) | 121 | 0 | 24.4 | 1.9 |
鶏胸肉(皮あり) | 244 | 0 | 19.5 | 17.2 |
ササミ | 114 | 0 | 24.6 | 1.1 |
鶏胸肉(皮なし)は100g当たり糖質が0g、脂質が1.9g、ササミは100g当たり糖質が0g、脂質が1.1g。
更にどちらもかなりの高たんぱくであるため、これらを食生活にうまく組み込んでいけば、ダイエットは確実に成功すると思います。
ただ、どうしてもパサパサ感とか、苦手な人もいると思います。
コンビニに売っているサラダチキンとかも、毎食だとさすがに飽きちゃうし、苦痛になってきますよね・・・
できるだけしっとりさせたりして、飽きないように食べる工夫をすることが必要ですね!

最近ではサラダチキン系でも、ファミリーマートの「グリルチキン」シリーズなど、結構パサパサ感もなくてかなり美味しい商品もありますよ~
(参考 ファミリーマートのグリルチキン)
思わぬ弱点!実は・・・プリン体含有量が多い!
じゃあ、ダイエットするときは、この2つばっかり食べていればいいんじゃない?
って思いますよね!ええ、ええ、僕もそう思っていましたよ(←上から)
ですが、完全無欠かと思われたこの2つにも、思わぬ弱点がありました。
実は、
なんと、、
プリン体含有量がなかなかに多いのです。
こちらの表をご覧ください。
(クリックすると拡大できます)(『公益財団法人 痛風・尿酸財団ホームページ』より引用)
この表によると、ササミのプリン体含有量153.9mg/100gとなっており、含有量が他の肉類や部位に比べ、割と多い部類に属していることがわかります。
また、この表にはありませんが、鶏胸肉に関しても、141.2mg/100gとなっています。
同様に、高たんぱくでダイエットに良いとされているエビやイカなどの魚介類も含有量が多くなっています。
(そんな中で、卵(鶏卵)はプリン体に関しても非常に優秀ですね!なんと含有量が0!)
含有量が非常に多いと言われている白子なんかに比べれば、鶏胸肉やササミはもちろん少ない方なんですが、白子なんかと違って、この2つは主のおかずになるので量を割と食べます。
しかも、食べる頻度も高いので、プリン体の摂取がどうしても多くなってしまうんですよね。
プリン体の恐怖!痛風はとんでもなく痛いらしい!
あーなんだ、プリンちゃんかよ~(笑)
と拍子抜けしてバカにしているそこのあなた!
恐怖の存在、プリン体のことを、本当によくご存じでしょうか?
ポイント
プリン体・・・細胞中に含まれる遺伝子の構成成分の一つ。主に体内で生成される。食品中にあるものは、旨味の成分でもある。体内で尿酸、最終的には尿素まで分解される。生きていく上で必要なものであるが、過剰摂取などにより尿酸値が上がりすぎると、高尿酸血症、ひいては、痛風につながる。
要するに、摂りすぎると痛風になっちゃうかもよ!ということです。
食物から摂取する量より、体内で生成される量の方が何倍も多く、元々肥満な方などは、体内で生成されやすくなってしまうので、普通の人よりさらに発症しやすいようです。
実際、僕は痛風になったことはないです。
でも、眼前で、痛風で苦しんでいる人を見たことはあります。
その日その方は椅子に座っていたのですが、急に痛みを訴え始めました。
立ち上がって歩くこともできない状態だったため、なんと座らせたまま、周りの人間で車まで運びました。
そして病院で下された診断は痛風でした・・・
今は薬もあるため、かなり落ち着いてはいますが、お酒(特にビール、ビールもプリン体が多いです)が大好きだったその方が、今はかなりお酒を控えられています。
立ち上がることすらできなかったことや、大酒飲みがお酒を控えているという現状が、どれだけ想像を絶する痛みであったか、ということを物語っていると感じています・・・
ちなみに現在、日本には痛風患者は約~万人、高尿酸血症患者はその約~倍の、~万人がいるとのことです。(高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインより)
多いととるか、少ないととるかはあなた次第・・・
終わりに 鶏胸肉とササミとの賢いお付き合いを!
痛風のリスクがあるといっても、やはり鶏胸肉とササミはダイエットにおいては、いわば相棒レベルの食材です。
ただ、ダイエット全般にいえることですが、ダイエットをしているとどうしても食事が偏りがちになります。
制限すると決めたものはしっかり制限した上で、できるだけバリエーションに富んだ食材を食べ、過不足する栄養がないように心がけることが重要ですので、主軸にするけど、食べ過ぎない、そんな賢い付き合い方をしていくのがよいのではないかと思います。
さあ、ということで今日ももりもりサラダチキン食べますよ~!←