ダイエットや健康において、食生活が大事だと言う事は当サイトでも言及してきたところです。
その原理はもちろん、子どもにとっても同じ。
今与えている食事で、子どもの人生が大きく変わってしまうこともあるということを、お子さんのいる方に知っていただきたいです。
食生活を見直して、子どもの健康と人生をサポートしよう!
子どもの食生活は親に依存する
大人は、自分で望むように食事を考え、食べることができます。
しかし当然ですが、子ども(特に中学生未満の小さい内)は食事を自由に選択する事はできず、食生活が親の食生活に依存してしまいます。
つまり、どういう食事を摂り、どのような身体や健康状態を作るかは、全て親の影響を受けるということです。
身長を伸ばす(大きくなる)のにはタンパク質が必要
みなさんが子どもの頃、大きくなりたいなら牛乳を飲め!と言われませんでしたか?
身長を伸ばす=牛乳(ないしはカルシウムを多く含むもの)という通説が、戦後から長く世の中に存在したのです。
現在はこの通説を唱える人もだいぶ少なくなり、実際牛乳(カルシウム)と身長の相関関係はほとんどないことがわかっており、身長を伸ばすのに必要なのは十分なタンパク質や適度な運動、そして十分な睡眠であることがわかっています。
(牛乳にもタンパク質が含まれていますので、カルシウムのおかげだと勘違いした人によってそのような通説が定着したのかもしれませんね)
なので、子どもが大きくなるためには、タンパク質を多く含んだ食事を用意してあげる必要があります。
しかし、やはり日本の食事はまだまだ炭水化物(糖質)の比重が非常に高いです。
ご飯だけ、と言う人はあまりいないと思いますが、パンだけ、うどん・そば・ラーメンだけ、パスタやピザだけ、なんて食事をしている人は非常によく見かけます。
これらの食事では十分なタンパク質を摂ることができず、子どもの身体も作られていきません。
肥満児にならない食事を
炭水化物偏重な食事や間食のお菓子を子どもが望むがまま与えれば、あっという間に肥満児が出来上がります。
もちろん我が子にお腹いっぱい食べさせてあげたい、という気持ちもわかりますし、子どもが喜んで食べている姿を見るのが生きがいだという方もいると思います。
しかし、肥満によって子どもが学校でいじめられたり、本当はすごく才能のあるはずのスポーツなどで力を発揮できなかったり、などが起こり得ます。
子どもは基本的に自制ができません。
なので、親が子どもが多少食べ過ぎてしまっても良いような食事を与えてあげることが必要なのです。
具体的には、やはり肉・魚・卵などの動物性タンパク質と、大豆などの植物性タンパク質を中心としたメニューにしてあげましょう。
特に給食を食べている子は、給食で十分すぎるほど炭水化物(糖質)を摂取していますので、家では炭水化物は控えめにして、不足しているタンパク質をいっぱい摂れるようにしてあげましょう。
かずきちの実体験から思うこと(大人になってからの後悔)
僕も子どもの頃、やはり炭水化物偏重な食事が用意されることがほとんどでした。
朝は食パンや菓子パンが多く、昼に親が不在の時はそうめんやカップラーメン、冷凍のパスタやピザなどを自分で用意して食べていました。
当時の僕はすでに標準より太っていたのですが、足は学年の誰よりも速かったです。
(小学校4年生で50メートル走が7秒台でした、俗に言う動けるデブってやつですね(笑))
少年野球をやっていたので、もちろん筋肉もついていたと思いますが、しかし今思うと、痩せていて余分な脂肪がなければ、もっともっと速かったのではないか?とも思っています。
もしかしたらそこそこの身体能力があったのかもしれないのに、乱れた食生活のせいでパワーを出し切れていなかったのではないか、と・・・
高校でダイエットについて考え始め、自分である程度食事を選択したり、親に要望したりできるようになるまでは、上記の乱れた食生活を続けていました。
もちろん、それで親を恨んだりとかそういうことは一切ありませんが、ここで言いたいのは、子どもは知識がないので、これが身体に悪いとか、そういうことは一切わからないまま、出されたものを言われるがままに食べてしまうということです。
その結果、大人になってからあの時太っていなければ・・・もっとタンパク質を摂って身長が高くなっていれば・・・などと僕みたいに後悔する子が出てきてしまいます。
栄養バランスの良い食事に変えると、今は子どもももっとお菓子食べたい!とかごねるかもしれませんが、大人になってから、「ああ、あの時お母さんが厳しくしてくれて適切な食事を摂れていてよかったなぁ」と感謝する時が必ず来ると思います。
特にスポーツをやっていてプロになりたいと思っているお子さんがいる場合などは、適切な食事を与えてあげることが一番のサポートになりますよ。
まとめ
今回の記事をまとめると、次のとおりとなります。
- 子どもは食事を選べず、親の食生活に左右される
- 大きくなるのにも、肥満を防ぐためにも、タンパク質が必要不可欠なので、食事で十分に摂らせてあげよう
- 子どもが後悔しないように、親が食事でサポートしてあげよう
今回は自身の体験も交えて、お子さんのいる方に知っておいて欲しいことを書きました。
お子さんがいる方は、自身の健康のみならず、お子さんの健康、そしてその後の人生も預かっているんだ、と言う意識を持って食生活を送ることが大切ですね。