

(1年後)


リバウンド。
ダイエッターが最も忌み嫌う言葉です。
せっかくダイエットに成功したのに、リバウンドして半年後には前より太ってしまっていた・・・なんていうのはダイエットの失敗例の一つです。
今回はリバウンドが起こる原因と、リバウンドを回避するための方法についてお話しします。
リバウンドは絶対に避けよう!
リバウンドとは
スポーツ好きの方はご存知かもしれませんが、リバウンドは元々はバスケットの用語ですね。
バスケットではシュートが外れた後、そのボールを収めてマイボールにすることを指す言葉ですが、それが転じてダイエットでは減らした体重又は体型が元に戻ること、もしくはダイエット開始前以上に悪化してしまうことを指します。
ポイント
リバウンド=減らした体重又は体型が元に戻る(悪化してしまう)こと
リバウンドの原因
リバウンドの原因は、大きく2種類あります。
基礎代謝量の低下と、精神的な要因の2つです。
基礎代謝量の低下
リバウンドが起きてしまう最大の要因はこれ。
何も行動をしなくても消費するカロリーを基礎代謝と言いますが、ダイエット方法によってはこの基礎代謝量が大きく下がってしまっていることがあります。
例えば、摂取カロリーを必要以上に制限するダイエットをすると、身体はいつもより少ないカロリーで生命活動を行わなければならず、いわば省エネ状態に入ります。
その状態が常態的(笑うところですよ←)に続くことによって、身体は少ない摂取カロリーでやりくりすることに慣れてしまい、ダイエット終了後に普通の食事に戻したときには、本来適正なカロリー量であっても、その身体にとってはカロリーオーバーになってしまうのです。
そして、前よりさほど食べすぎているわけでもないのにリバウンドした・・・という結果になってしまうのです。
これは、特に置き換えダイエットや食事制限のみで痩せた場合などに陥りやすいです。
精神的な気の緩み
もう一つの要因は、精神的なものです。
こちらはダイエットにおける目標を達成した方に多いです。
目標を達成した方は、ダイエットを終えた達成感、満足感から「痩せたからもう食べても大丈夫」という思考になってしまいがちになります。
そしてそのちょっとした気の緩みが、少し、また少しと食べる量を増やしていき、気付いたら、時すでに遅し・・・なんてことも。
また、目標を達成していなくても、チートデイや飲み会などで食欲を爆発させた後にそのまま食欲が戻らずにその後も食べてしまった、逆に食事制限の我慢が限界にきてその反動で暴食に走ってしまった、なども精神的な要因として挙げられます。
リバウンドの真の影響
リバウンドで何よりも怖いのは、単純に体重及び体型が元に戻る(悪化する)ことでなく、再びダイエットに臨む気力を奪われてしまうことです。
ダイエットに成功して嬉しかったのにそれが戻ってしまう(悪化してしまう)と、単に痩せないことよりも余計悲しくなってしまうことは想像に難くありません。
「あんなに頑張ってせっかく痩せたのに・・・」、「私は痩せられない運命なんだ・・・」などと、どんどんネガティブ思考に陥ってしまい、再びダイエットに向かう気持ちを折られてしまいます。
そうならないためにも、リバウンドは絶対に避けるべきなのです。
リバウンドの防止策
痩せないことよりも悲しいリバウンドを避けるために、以下の3点に気をつけましょう。
1 筋肉をつけて、基礎代謝量を減らさない
必須レベルの対策がこれ。
ダイエットは、食事制限のみでも十分に行えます。
しかし、食事制限のみで痩せた人と、運動して筋肉を適度につけながら痩せた人では、リバウンドのリスクが雲泥の差になります。
筋肉をつけた上で痩せた人は、基礎代謝量が少なくなるどころか前より多くなり、前より太りにくくなった、という結果になることもあります。
筋肉をつける、というと苦しい筋トレやゴリマッチョな方々を思い浮かべられるかもしれませんが、例えばウォーキングだって、少しずつですが足に筋肉はついていきます。
リバウンドのリスクを下げるためには、運動を取り入れたダイエットをするのが最もおすすめです。
2 無理な(過度な)ダイエットを避ける
我慢しすぎて過食に走る、ということがないように、無理をし過ぎないダイエットにしましょう。
また、摂取カロリーを大幅に減らすような、過度なダイエットもやめましょう。
過食もそうですが、基礎代謝がどんどん落ちていってしまいます。
長い目で見てゆっくりとしたペースで痩せていけば、リバウンドのリスクはかなり少なくなります。
3 体重を量り続ける
目標体重をクリアした!という方も、毎日体重を量ることを継続しましょう。
ダイエットが終わって、体重を量ることをやめてしまう方もいます。
しかしやはり体型の維持にとって、体重は一つの指標であるため、体重を量り続けることで、身体の変化を見逃さないようにすることが重要です。
そうしておけば、少し食べ過ぎて、体重増えちゃったな、という時はすぐに修正に入ることができます。
一度目標をクリアできた方なら、その時のノウハウで修正自体は容易に行えることでしょう。
リバウンドは絶対に避けよう!まとめ
今回の記事をまとめると、以下のとおりとなります。
- リバウンド=減らした体重又は体型が元に戻る(悪化してしまう)こと
- リバウンドは、基礎代謝量の減少と、気の緩みから生じる
- リバウンドで怖いのは、体重(体型)の問題よりも、再びダイエットに臨む気力を奪われてしまうこと
- リバウンド対策として、無理(過度)なダイエットはせず、運動で筋肉をつけながらゆっくりとしたペースで痩せていくのがおすすめ。
正直ダイエットって、痩せることより、痩せた後にそれを維持する方が難しいと思ってます。
痩せていっている時は、体重が減っていたり、体型が綺麗になっていたり、というのを見ることで、モチベーションが保たれます。
しかし、維持、というのはモチベーションが見つけにくいため、挫折しやすいのです。
なので、少しでもリバウンドしにくい身体を作るために、痩せていく過程から痩せた後のことを見据えてダイエットに励みましょう!